カジノゲームで利益を上げるために考案された様々な必勝法たち。
今回はその中でも、連勝するほど大きな利益を上げられるグランパーレー法を紹介します。
グランパーレー法はシステムベットの中でも少し風変わりです。
メモを使っても怒られないオンラインカジノ向きでもあるので、実践の参考にしてください。
目次
グランパーレー法とは
グランパーレー法とは「パーレー法」を改造したシステムベットです。
パーレー法(逆マーチンゲール法)では連勝するごとにベット額を2倍にするのでした。
グランパーレー法はこのパーレー法をさらに攻撃的にした賭け方を行います。
グランパーレー法は連勝ごとにベット額を2倍にして、さらに1ゲーム目のベット額を足した金額で賭けを続けていきます。
ベット額が大きくなる分だけ、パーレー法より大きな利益を狙えることが特徴です。
カジノの必勝法の1つとして紹介されることもありますが適切な表現ではありません。
グランパーレー法は普通にマイナスになるリスクを持ったベッティングシステムです。

必勝法ではなく、あくまでシステムベットという認識が正確!
マーチンゲール法のように理論上は利益が出るという性質はありません。
その代わり、グランパーレー法は連勝したときに大きな利益を出せる特徴があります。
グランパーレー法の賭け方
ここからはもう少し詳しくグランパーレー法の賭け方・流れを見ていきましょう。
まずグランパーレー法の実践にあたり、1ゲーム目のベット額を決めます。
1ゲーム目のベット額が「1ユニット」となり、グランパーレー法の中でも利用されます。
- STEP
1ゲーム目は1ユニット賭ける
1ユニットをベット額として賭けを行います(ここでは$1とする)。
勝利した場合はSTEP2へ、負けた場合はSTEP1を繰り返します。 - STEP
2ゲーム目は「(1ゲーム目のベット額)×2 + 1ユニット」賭ける
1ゲーム目のベット額を2倍にしてさらに1ユニットを追加した金額で賭けを行います。
1ユニット$1の場合は1×2+1となり$3がベット額となります。勝利した場合はSTEP3へ、負けた場合はSTEP1へと戻ります。
- STEP
3ゲーム目は「(2ゲーム目のベット額)×2 + 1ユニット」賭ける
2ゲーム目のベット額を2倍にしてさらに1ユニットを追加した金額で賭けを行います。
1ユニット$1の場合は3×2+1となり$7がベット額となります。以後、勝利した場合はこの流れを継続するか、あるいは賭けをやめて利益を確定させます。
負けた場合はSTEP1へと戻ります。
対象ゲーム
グランパーレー法を利用できるのは勝率が約50%のゲームです。
バカラ、ルーレットの赤・黒、奇数・偶数、ハイ・ロー等が代表的です。
また、ブラックジャックでベーシックストラテジーを使って勝率を限りなく50%に近づけた場合も該当します。

グランパーレー法をバカラで実践する場合、バンカーの手数料は無視できません。片方にベットを続けるならプレイヤー側が推奨です。
グランパーレー法は勝率1/3、配当3倍のゲームには使えません。
配当3倍のゲームで使える必勝法を知りたいときは上記記事を参考にしてください。
グランパーレー法の基本シミュレーション
まずはグランパーレー法で10連勝した場合のシミュレーションを見ていきましょう。
グランパーレー法の威力を確認するには、運良く連勝した場合を見ると分かりやすいです!
ゲームが進行するごとのベット額の確認はもちろん、累計利益の推移もご覧ください。
今回の事例では1ユニット$1として計算します。
連勝数 | ベット額 | 累計利益 |
---|---|---|
1回 | $1 | $1 |
2回 | $3 | $4 |
3回 | $7 | $11 |
4回 | $15 | $26 |
5回 | $31 | $57 |
6回 | $63 | $120 |
7回 | $127 | $247 |
8回 | $255 | $502 |
9回 | $511 | $1,013 |
10回 | $1,023 | $2,036 |
この通り、グランパーレー法では連勝するごとに利益が大きくなることが基本性質です。
パーレー法との比較
パーレー法とグランパーレー法で10連勝した場合の利益を比較してみました。
ゲーム回数 | 累計利益 パーレー法 | 累計利益 グランパーレー法 |
---|---|---|
1回目 | $1 | $1 |
2回目 | $3 | $4 |
3回目 | $7 | $11 |
4回目 | $15 | $26 |
5回目 | $31 | $57 |
6回目 | $63 | $120 |
7回目 | $127 | $247 |
8回目 | $255 | $502 |
9回目 | $511 | $1,013 |
10回目 | $1,023 | $2,036 |
連勝が続くにつれてグランパーレー法の方が2倍近くの利益を獲得できることが分かります。

賭け方の少しの違いで収支に大きな影響が出る好例ですね!
10連勝できる確率
ちなみに勝率50%のゲームで10連勝できる確率はどれくらいになるのでしょうか。
連勝数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 |
確率 | 1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/16 | 1/32 | 1/64 | 1/128 | 1/256 | 1/512 | 1/1024 |
%表示 | 50% | 25% | 12.5% | 6.25% | 3.13% | 1.56% | 0.78% | 0.39% | 0.20% | 0.10% |
この通り10連勝できる確率は約0.1%しかないことが分かります。
したがってグランパーレー法で永遠に連勝を狙うのは非現実的。
連勝時に自ら切り上げて勝ち抜けることが必要であることが示唆されます。
グランパーレー法のメリット
さて、グランパーレー法はわざわざパーレー法を改造して生まれたベッティングシステムです。
メリットがあるからこそ開発されたものなので、その強みを見ていきましょう。
連勝時の利益が大きい
先ほど確認した通り、グランパーレー法は連勝時に大きな利益を狙えることが強みです。
パーレー法と比較したときの利益差は連勝が伸びるごとに広がっていき、10連勝時点で2倍近くの差になります。

大勝ちを狙えるギャンブラー向きのベット方法だね!
少額の資金でも実践できる
グランパーレー法は比較的少額の資金があれば実践可能です。
計算上は(1ユニットのベット額 × ゲーム数)の資金があればグランパーレー法を実行できます。
たとえば、1ユニットのベット額が$10で累計10ゲーム遊ぶなら$100の資金で事足ります。

少額の資金でも勝負できて、連勝の波に乗れれば大きな利益を上げられるのがグランパーレー法の魅力です。
負けても致命的な損失にならない
グランパーレー法では(ゲーム数 × 1ユニットのベット額)が損失となります。
たとえば1ユニット$10で、3連勝後4ゲーム目に負けた場合は$40の損失。
「勝ち→負け→勝ち→負け」のパターンでも合計4ゲームで$40の損失となる計算です。
1ユニットの額を予算内の常識的な範囲に抑えることで、もし負けても大きな損失にはなりません。

マーチンゲール法のように崩壊時に全資金を失うリスクは避けることができます。
どこかで大型連勝を実現することで少額の負け分は一気に取り戻すことが可能です。
あるいは小さな利益確定を積み重ねていくことでも挽回を狙える魅力があります。
グランパーレー法のデメリット
どのシステムベットにも負の特徴が必ずあります。
グランパーレー法はベット額が大きくなりやすいゆえのデメリットがあるので見ておきましょう。
負けた時点で損失になる
グランパーレー法はパーレー法と同様に負けた瞬間に利益を失います。
そして賭け金が大きい分だけ、損はパーレー法よりも大きくなる特徴を持っています。
ゲーム回数 | ベット額 | 損失 |
---|---|---|
1回目 | $1 | $1 |
2回目 | $3 | $2 |
3回目 | $7 | $3 |
4回目 | $15 | $4 |
5回目 | $31 | $5 |
6回目 | $63 | $6 |
7回目 | $127 | $7 |
8回目 | $255 | $8 |
9回目 | $511 | $9 |
10回目 | $1,023 | $10 |
こちらは1ユニット$1でグランパーレー法を実践し、負けた時点での損失を掲載した表です。
連勝を重ねるほど、最後に負けてしまったときの損失額が大きくなる弱みがあることが分かります。
「ゲーム数×1ユニットのベット額」が損失額となります。
この性質から、いつグランパーレー法をやめるか?がカギとなることが見えてきます。
連勝しないと利益が出ない
もし「負け→勝ち」のパターンが続けば収支は0になるだけです。
しかし、もし「勝ち→負け」のパターンが続くと収支はマイナスになる怖さがあります。
ゲーム回数 | ベット額 | 勝敗 | 累計利益 |
---|---|---|---|
1回目 | $1 | 勝ち | $1 |
2回目 | $3 | 負け | -$2 |
3回目 | $1 | 勝ち | -$1 |
4回目 | $3 | 負け | -$3 |
5回目 | $1 | 勝ち | -$2 |
6回目 | $3 | 負け | -$5 |

勝率約50%のゲームで実際に勝率50%を実現しても赤字になってしまうリスクがあるということです!
リスクを取る代わりに連勝時に大きな利益を狙えるベッティング方法となっています。
テーブルリミットの制約を受けやすい
連勝時のグランパーレー法のベット額はマーチンゲール法以上の早さで大きくなります。
10ゲーム目には$1,023となり、賭け金は1,000ドルを超えるのでした。
(1ユニット$1の場合)
そしてカジノゲームではテーブルごとにベット可能額の範囲が定められています。
もし上限$1,000のテーブルを選ぶと9連勝までしか実践できず10ゲーム目に進むことはできません。
また下限も決められており、上限が大きいVIPテーブルほど下限も大きくなっている傾向があります。
下限は1ユニットの設定額の決定に影響するので、こちらも見逃さないようにしてください。

連勝中に制約を受けるだけだからまだマシだね!

そうだね!マーチンゲール法でテーブルリミットに当たる=大負け確定だからね(笑)
グランパーレー法のコツ
グランパーレー法は負けた時点で損失に転化する特徴があるのでした。
そして勝率50%のゲームで10連勝できる確率は0.1%しかないことも確認した通りです。
そのため、必然的にグランパーレー法で利確するにはやめ時が最も重要なポイントとなります。
連勝数を決めて守る
グランパーレー法は連勝が続くほど大きな利益につながる強みがあるのでした。
しかし連勝は必ずいつか止まるもの。
利益を確定するには、あらかじめ決めた連勝数に達したら1ゲーム目に戻ることをルール化することがおすすめです。
連勝数 | 確率 | 累計利益 |
---|---|---|
1回 | 50% | $1 |
2回 | 25% | $4 |
3回 | 12.5% | $11 |
4回 | 6.25% | $26 |
5回 | 3.13% | $57 |
6回 | 1.56% | $120 |
7回 | 0.78% | $247 |
8回 | 0.39% | $502 |
9回 | 0.20% | $1,013 |
10回 | 0.10% | $2,036 |

勝率が10%以上ある3連勝で切り上げて1ゲーム目に戻ることを推奨しているプレイヤーが多いです。
勝っているときなら負けているときより撤退の判断をしやすいはずなので、その性質を活かして切り上げましょう!
また、早めに切り上げることで負けたときの損失も最小限にとどめることができます。
もし収支がプラマイ0に近くても、オンラインカジノにはリベートがあることも忘れてはいけません。
勝敗関係なくベット額に応じてもらえるリベートを活用することで、収支にプラスの影響を与えることが可能です。
目標収支を決めて守る
連勝数を決めて守ることと同様、目標利益を決めて達成後は無条件に切り上げることも有効です。
また逆に1日のマイナス額も撤退ラインを決めておくことで大損失を避けることが可能です。

損切りはギャンブルでも大切!
利益・損失ともに目標ラインを決めて機械的に守ることで、健全な範囲でグランパーレー法を実践していきましょう!